眠れない人はアルコールを活用すると睡眠の質が上がることがあります。しかしアルコールを間違って使ってしまうと睡眠には悪影響が出ることもあります。オペラ歌手の間ではアルコールやウォッカを眠る前に飲むのが習慣になっているそうです。
そこで今回は眠れない人のためにアルコールをうまく活用する方法についてお話します。
眠れない人に朗報!アルコールを活用するオペラ歌手
オペラ歌手は眠れない状態を回避するためにアルコールを寝る直前に摂取している人が多いらしいです。その理由は、オペラは上演時間が長いため終わる時間は夜の22:00や24:00は当たり前。すぐ帰宅しても脳が興奮状態にあるため、眠れないのです。
皆さんも経験があると思います。仕事を直前までしていて、脳が興奮状態になり、眠れない。オペラも同じように帰宅する時間が遅いため、すぐには眠れないのです。そのためアルコールを摂取して素早く眠れるようにしています。
大量のアルコール摂取は睡眠の質を大きく低下させます。
このグラフはアルコール摂取したものと、アルコールを抜いて睡眠を観察したものです。アルコールを摂取すると睡眠のリズムが狂ってしまい、例え眠れることができたとしても睡眠の質が大きく低下し、起きても寝不足に感じることが多いのです。
しかしアルコールの摂取を最小限に留めておくと、眠れない状態を回避し入眠しやすくなります。特に眠り始めの90分はとても大切です。この90分はゴールデンタイムと言われています。
アルコールは眠れない人の味方にも敵にもなりうる
サラリーマンで晩酌をしないと眠れないので毎日欠かすことができないと言う人も多いでしょう。一説によるとアルコールで眠れない状態を回避する人の約8割は不眠症になっているという事実もあります。
アルコールは先ほどのグラフのように、初期の睡眠を深くします。つまりアルコールを摂取することで寝入りが早くなるのです。しかし睡眠のリズムを大きく壊しますからすぐに睡眠が浅くなってしまい、寝ていてもあまり寝ていないような感覚に陥ってしまうのです。
またアルコールによる眠れない状態を回避するやり方は、アルコールの睡眠に対する耐性をつけてしまうため、アルコールの量をどんどん増やさないといけなくなることもあるそうです。
長年に渡って眠れないためにアルコールを摂取し続ける人はアルコールの摂取量が大きくなっていますので、睡眠のは良くありません。
アルコールはいびきを発生させる
アルコールを大量に摂取すると眠れない状態になるだけではなく、筋肉が緩み気道を塞いでしまっていびきをかくことがあります。いびきは睡眠中に呼吸ができていない証拠です。
いびきをかくと呼吸が止まっていますから身体に様々な影響が出てくる可能性があります。睡眠時無呼吸症候群になると心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしますので注意が必要です。特に日本人は肥満でなくても睡眠時無呼吸症群になりやすい傾向があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は眠れない人のためのアルコールの活用方法についてお話しました。アルコールは微量であれば眠れない人にも効果はありますが、大量にアルコールを摂取すると不眠症になる可能性があるため要注意です。
またアルコールを摂取しなくてもいびきをかく人は、以下の記事をご覧いただくと参考になります。