夕食の時間、お風呂に入っているとき、ついついスマホを片手に持っていないでしょうか。スマホぐらい見ても何も問題ないよ?という声が聞こえてきそうです。
しかし意外に知られていないのが、スマホのブルーライトが睡眠を妨げてしまう事実です。
そこで今回はスマホのブルーライトで睡眠障害を起こしてしまった女性の話をしようと思います。
睡眠不足になるまで
この女性は社会人1年目の新人。入社前から生理前になると寝つきが悪くなって寝不足になってしまっていたそうです。入社後はさらにこの傾向が強くなり、毎晩夜の3時まで眠れない日々を過ごしていたそうです。
当然、朝は起きれなくなってしまい、遅刻や居眠りが多発するようになります。上司から「このままではクビになるぞ!」と言われてしまったそうです。
しかし当人は寝不足になる原因が分かりません。そこで睡眠外科に行ってみました。
この女性がお医者様に自分の症状を話しているときでも、スマホを握りしめたまま話をしていたそうです。その状況にお医者様が気づいて、スマホをどのくらい使用しているのかを尋ねます。
女性の帰宅時間は21:00頃。それから夜の0時までスマホを片手にネットショッピングやLINEに熱中する毎日だったそうです。
スマホのブルーライトが睡眠障害の原因!?
ではなぜスマホのブルーライトが睡眠不足につながったのでしょうか。ブルーライトは光の中で最もエネルギーが高いそうです。ブルーライトを浴びると、眼精疲労や覚醒効果があります。
パソコンやスマホのバックライトに採用されているLEDにはそのブルーライトがかなり含まれています。そのブルーライトを睡眠前に見ることで脳が覚醒し、睡眠障害になっていました。
朝起きるときには朝日をいるといいと言われるのは、朝日に含まれるブルーライトで脳が活性化されるためです。眠い時には日光を浴びるといいです。
この女性は軽傷の無呼吸症候群と診断されたそうです。
お医者様からは、①睡眠時間の2時間前以降はスマホを使わないこと、②メールやLINEは着信するたびに睡眠を妨げないようにサイレントモードにすることを言われたそうです。
睡眠前後で光のコントロールはとても大切です。なぜならその光によってホルモンの分泌が決まっていて、体内時計の役割も担っているからです。
睡眠時無呼吸症候群の改善
以上のことを実施した女性は、一週間程度で落ち着きを取り戻し、寝つきが良くなりました。
そして1か月後には睡眠薬なしで眠れるようになったそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事を読まれた方も、夜になんとなくスマホを操作する機会が多いと思います。スマホは生活に利便性を与えましたが、一方でこういった障害を生んでいることも事実です。
寝る2時間前にはスマホ絶ちをしてみるとよいかもしれません。
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