いびきというと中年男性がかいているイメージがありますが、まれに子どもでもいびきをかくケースがあります。いびきをかいているとよく寝ていて健康的なイメージを持つ人がいますが、それは全くの嘘です。
それではなぜ子どものいびきが危ないのか見ていきましょう。
子どものいびきの原因とは
子どものいびきの原因は、扁桃とアデノイドの肥大化です。これらはリンパ組織の一つで、病原体から体を守る役割をしています。
小さい子どもの場合は、扁桃やアデノイドが大きいのはよくあることですが、上気道を塞ぐほどに大きくなるといびきの原因になります。
上気道を塞ぐほど大きくなると、子どものいびきの原因になるだけではなく、無呼吸になる可能性があります。子どもが無呼吸やしびきをかくようになると睡眠が妨げられるようになり、成長ホルモンの分泌に支障が出てきます。
成長ホルモンは名前の通り、子どもが成長するために必須ですが、睡眠中に脂質を分解する機能もあります。したがって子どもでいびきや無呼吸になると、小児肥満になりやすくなるのです。
子どものいびき・無呼吸チェックポイント
それでは子どものいびき・無呼吸のチェックポイントを見てきましょう。
などです。4つ以上当てはまる場合は、子どもの無呼吸の疑いがありますので要注意です。
子どものいびきの影響とは
子どものいびきには悪影響が出てきます。先述したとおり、子どものいびきによって無呼吸になると成長ホルモンの分泌に影響が出てきます。
子どもでいびきが出ると発育に問題が出てきて、重症になると身長や体重の伸びが鈍くなってしまいます。
また、子どもの無呼吸が続くと脳の活動にも影響が出てきます。イライラしたり、乱暴な行動をとったりすることで、学業や成績にも影響が出てきますので、子どものいびきを解消することが大切です。
子どものいびきの治療とは
子どものいびきの原因は扁桃やアデノイドの肥大化です。そのためこれらを手術で切除する方法が多いです。
手術するためには一週間程度の入院が必要になっているそうです。まずは小児科の先生に事情をお話しして診察してもらうことが大切です。
また手術には全身麻酔を使うことが一般的なようです。少しためらってしまいますが、子どものいびきを無くすことは、子どもの成長を促進させることにつながります。