コルチゾールは睡眠に大きな役割を持っているホルモンです。コルチゾールは一般的に「ストレスホルモン」として認識されています。しかしコルチゾールは悪者のように扱われていますが、健康にはとても大切な役割があります。
そこで今回はストレスホルモンとして悪者扱いされる、コルチゾールについて詳しくお話しします。
コルチゾールは悪者ではない!
コルチゾールはストレスホルモンとして広く認識されているため、悪者のように扱われていますが、健康にはなくてはならないホルモンです。
コルチゾールが体の中で作られるには、それなりの訳があるからなのです。ではコルチゾールが生成されるのはなぜでしょうか。見ていきましょう。
コルチゾールの役割
コルチゾールは専門家の間ではスーパーヒーローのように扱われています。それは眠りから目を覚まして、機敏に動くためにはコルチゾールが必要不可欠だからです。
しかし、コルチゾールが過剰、もしくは不足してしまうと問題がおきます。
自然療法医のアラン・クリスチャンソンは、コルチゾールを次のように述べています。
コルチゾールは生体のリズムを日々管理する副腎ホルモンだ。例えるなら、体内に備わっているコーヒーメーカーのような存在だ。私たちは毎朝、副腎ホルモンが新しいコーヒーを淹れた途端に目が覚める。夜は副腎ホルモンというコーヒーメーカーのスイッチが切れて眠りに落ちる
と述べています。
つまり、コルチゾールは睡眠のサイクルを正確に行うためには必須の存在なのです。
コルチゾールのリズム
コルチゾールは図のように朝になったら分泌量が増えていきます。朝起きて行動するためにコルチゾールが増えるのです。
そして夜に近づくと徐々にコルチゾールが少なくなり、睡眠時間にはコルチゾールは底をつくようになります。これが一般的なコルチゾールの分泌のリズムです。
夜にコルチゾールが増えると身体は疲れているのに、神経は高ぶるという状況になるのです。
コルチゾールを適正に生成すればメラトニンも適量になる
メラトニンは快眠に欠かせないホルモンです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
このメラトニンとコルチゾールの分泌は反比例するという傾向があります。コルチゾールが増えればメラトニンが減る。コルチゾールが減れば、メラトニンが多くなる。
つまりコルチゾールの分泌が正常に行われれば、快眠できるというわけです。
またある調査ではコルチゾールについて以下の報告がありました。
太陽光を浴びると日中の薄暗い光の中で過ごしたときに比べて夜間のコルチゾールレベルが大幅に下がった。貸太陽光を浴びる量を増やせば、コルチゾールの分泌に正常なリズムが生まれて、メラトニンの分泌のリズムも正常になる
つまり、太陽光とコルチゾールは大きな関係性があり、コルチゾールの分泌を正常にすることで、メラトニンが正常になり、快眠が得られるという分けなのです。
コルチゾールの分泌する方法
コルチゾールの分泌は太陽光が重要であることをお話ししました。ではどのように太陽光を浴びればいいのでしょうか。
答えは
午前6時から午前8時30分の間に太陽光を浴びるということです。
少なくとも30分以上は太陽光を浴びるのが、コルチゾールにとって良い条件になります。是非試してみてください。
まとめ
コルチゾールが健康に及ぼす影響についておはなししました。コルチゾールは悪者にされやすいですが、メラトニンの生成に不可欠なホルモンであり、睡眠に大きく影響を及ぼすことが分かりました。
コルチゾールを正しく分泌するためには、午前6時から午前8時30分の間に太陽光を浴びることでしたね!
是非この時間に太陽光を浴びて、快眠しましょう!
コルチゾールについて正しい理解ができたらうれしいです。
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