短い睡眠の人も長い睡眠の人も6年後の寿命が1.3倍寿命が縮まるといったら、あなたはどう感じるでしょうか。実はそのような睡眠による寿命の研究がアメリカで行われています。
短い睡眠は寿命に良くないのは分かるかもしれませんが、長い睡眠も寿命に悪影響を与えるのは意外に思うかもしれません。
そこで今回は睡眠と寿命の関係についてお話しします。
短い睡眠は寿命に良くない
毎日仕事が忙しくて平均睡眠が4-5時間になってしまう人がいるかもしれません。その状態で頭がさえたり、反応も敏捷でしょうか?
もしそうだとしたら睡眠について考える必要はありません。以下の記事でもお伝えした通り、人間の中には短い睡眠でも十分という遺伝を持つ人もいます。
しかし短い睡眠が続くとつらいと思う人は、残念ながらそうした遺伝子を持っていません。毎日「眠い。睡眠不足だ。」と思っているのであれば、寿命にも悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
成功者で短い睡眠をしている人もいるので、自分も睡眠を短くしようと考える人もいるかもしれませんが、「眠い。デモ我慢」と思っているのなら、寿命が低くなることもあるので、今すぐ辞めましょう。
睡眠と寿命の研究
2002年にアメリカのサンディエゴ大学で睡眠と寿命について興味深い研究がありました。その睡眠と寿命による研究ではアメリカ人100万人を対象に6年間追跡調査を行いました。
その結果、アメリカ人の平均睡眠が7時間眠っている人の寿命が一番高いという結果が得られました。また、それよりも睡眠が短かったり、長いと寿命が1.3倍短くなったそうです。
「成功者と同じように睡眠を削るんだ」「健康のためにたっぷり寝るんだ」と思っている人は寿命が少なくなることもあるので、注意が必要です。
また、ショウジョウバエにも睡眠を短くした研究もあります。やはり短い睡眠のショウジョウバエは寿命が短くなったそうです。
睡眠を適切にすると寿命だけでなくパフォーマンスアップ
このように睡眠を適切にしないと寿命に悪影響が出ますが、逆に言えば適切にすることで寿命をあげるだけではなく、仕事やスポーツ、勉強のパフォーマンスアップにつなげることができます。
バスケットのシュートが劇的に上がった
スタンフォード大学で男子バスケットボール選手を対象にした睡眠に関する研究結果があります。10人の選手に毎日40時間ベッドに入ってもらい、バスケットボールのパフォーマンスにどれだけ影響が出るのかを調査しています。
最初の数日は大きな変化はなかったそうですが、4週間後には以下の効果が出たそうです。
②フリースローは0.9本多く入る
③3点スローは1.4本多く入る
これだけのパフォーマンスアップができたのです。睡眠は寿命だけでなく、パフォーマンスにも大きな影響を及ぼします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は睡眠と寿命の関係についてお話ししました。睡眠が長くても、短くても寿命には悪影響が出ます。寿命だけではなく、仕事やスポーツのパフォーマンスにも大きな影響を及ぼします。
そのために睡眠は7時間を目標にしてみましょう。
また睡眠を7時間とればいいという分けではありません。睡眠の質が重要です。
いびきは睡眠の質を下げることが分かっています。もしいびきをかく方は以下の記事をご覧ください。