マイクロスリープとは一秒から数十秒程度の眠ることを指しています。このマイクロスリープは脳を守る防御反応と言われたりするのです。マイクロスリープは本人も気づかないことが多く、睡眠負債が多くなるとマイクロスリープが起きやすくなります。
そこで今回はマイクロスリープについてお伝えしていきます。
目次
マイクロスリープの原因とは
マイクロスリープには二つ原因があると言われています。①睡眠不足や疲労、②眠りやすい環境の二つが原因なのです。
睡眠不足・疲労
睡眠負債についてもお話ししましたが、平日忙しい方は休日にまとめて睡眠をとろうとする方が多いですが、一度少なくなった睡眠を取り戻すことはできません。
マイクロスリープは脳を守るための防御反応です。こうした睡眠負債が続いたり、睡眠不足になったり、疲れがたまるとマイクロスリープの原因になります。
眠りやすい環境
眠りやすい環境もマイクロスリープの原因になります。例えば疲れた状態で電車や車に乗るとマイクロスリープが起きやすくなります。この揺れは1Hzや眠りやすいと言われています。1Hzは一秒間に一回振動することです。
赤ちゃんをあやすときに揺らすこともこうしたことからきているのです
マイクロスリープの怖さとは
ではマイクロスリープになるとどういったことが起きてくるのでしょうか。
医師による実験
夜勤がある医師と夜勤がない医師で簡単なテストをしました。5分間タブレットの画面に丸い図形が約90回ランダムに出現します。図形が出るたびにボタンを押してもらいます。とても簡単であるがゆえに、とても退屈な作業です。
結果
夜勤明けの医師は90回のうち、3、4回も数秒間図形に反応しませんでした。きちんと睡眠をとっている医師はすべて正確に反応したそうです。
つまり夜勤明けの医師は寝ていたのです。
ではこれが運転中や商談中に起きているとしたらどうでしょうか。考えるだけで恐ろしいですね。これがマイクロスリープが怖い要因なのです。
仮に疲れや睡眠不足でマイクロスリープに陥った場合、時速60キロで運転していると、4秒間意識が飛ぶだけで70メートルも車が進んでしまいます。
また商談では人の話を聞き漏らす可能性があります。もしあなたが上司から集中力が足りないと怒られることがあるのであれば、もしかしたらマイクロスリープになっているかもしれません。
マイクロスリープの対策とは
ではマイクロスリープの対策はあるのでしょうか。見ていきましょう。
カフェインの摂取
マイクロスリープに対してすぐに思いつくのがカフェインの摂取です。確かにカフェインを摂取することで脳が活性化し、マイクロスリープを止めることができます。
しかしカフェインの摂取はお勧めしていません。元々マイクロスリープになる原因は、睡眠不足や疲労です。カフェインを摂取することは、身体が悲鳴をあげているにも関わらず、強制的に働かせることに他なりません。
詳しくはこちらに書いていますのでご覧ください。
睡眠の質を高める
マイクロスリープの対策として一番効果があるのは、睡眠の質を高めることです。睡眠の時間はあまり関係ありません。長く寝ればいいという分けではないのです。
睡眠の質を高めるには、
①睡眠時間を午後10時~午前4:00までにとる
②運動は午前を行う
③睡眠中は光を入れない
④寝室は寝ること以外には使わない
⑤朝起きたら光を浴びる
⑥睡眠時の温度・体温
⑦いびき対策を行う
などの対策が有効です。
詳しくはこちらの記事に書いています。
いびきをかくかたこちらの記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はマイクロスリープの原因とその対応策についてお話ししました。マイクロスリープはご自身が気づかないため、大変危険な状態です。
そのためにも睡眠の質を高める方法を考えましょう。
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