睡眠時間と寿命が密接に関係ある事を知っていますか?ある日本の調査では睡眠時間によって2倍も死亡率が変わると言った結果が出ています。睡眠時間は短いのはダメ。長くてもダメです。どちらの睡眠時間も死亡率をあげてしまいます。
そこで今回は死亡率が最も減る睡眠時間についてお伝えしようと思います。
睡眠時間と死亡率の関係性
この調査は名古屋大学大学院で1988~1999年まで睡眠時間と死亡率の関係性を調査した結果です。死亡率は7時間が最も少なく、それより睡眠時間が長くても短くても死亡率が高くなると言った結果が出ています。
睡眠時間というと自分で時間を決められるように思えますが、実際はストレスであったり病気の影響を強く受けているため、睡眠時間と死亡率に関係性が出てくるそうです。
睡眠時間が長いと死亡率が上がる原因については、今のところよくわかっていません。
睡眠時間が長くても短くても死亡率が約2倍に上がっていることから、睡眠時間は7時間と適切にした方がいいということが分かります。
ちなみにこちらに有名経営者の睡眠時間について調査していますので、参考に見るとよいかもしれません。経営者の睡眠時間の平均は6時間です。
世界の睡眠時間平均値
それでは世界で睡眠時間の平均値はどのくらいなのでしょうか。見てきましょう。
順位 | 国 | 睡眠時間 |
1位 | 日本 | 6.4時間 |
2位 | 韓国 | 6.9時間 |
3位 | ノルウェー | 7.1時間 |
4位 | スウェーデン | 7.2時間 |
5位 | ドイツ | 7.3時間 |
6位 | イタリア | 7.3時間 |
7位 | カナダ | 7.3時間 |
8位 | メキシコ | 7.4時間 |
9位 | イギリス | 7.4時間 |
10位 | ベルギー | 7.4時間 |
日本の睡眠時間が突出して少なくなっているのが分かります。それ以外の国では睡眠時間はそこまで大きく変わりません。アメリカは睡眠時間が少ないようなイメージを持つかもしれませんが、8.5時間と11位にランクインしています。
アメリカの経営者の睡眠時間を見てみると、意外によく寝ていることが分かります。
もっとも適正な睡眠の時間帯とは
もっとも適正な睡眠時間は6.5~7.5時間であることは分かりました。しかし夜に7時間睡眠をとるのと、朝に7時間睡眠をとるのでは効果が違ってきます。
では適正な睡眠の時間帯はどうなのでしょうか。
睡眠をとるのに最適な時間は22時から2時の間と言われています。この時間帯に寝ると成長ホルモンの分泌が促進されるからです。
成長ホルモンと睡眠時間の関係
成長ホルモンは子供の成長を促すことが一般的に知られていますが、大人にも効果があります。それはホルモンバランスを整えて、新陳代謝の促進をしたり、疲労回復や脂肪の燃焼と言った働きがあるからです。
ある調査では、成長ホルモンの医療を受けていないと心血液疾患による死亡率が上がったとの結果があります。
まとめ
睡眠時間は7時間が適正です。それよりも長くても、短くてもよくありません。また睡眠時間帯にも気を使う必要があります。できれば22時から2時の間に3時間は睡眠をとるとよいでしょう。
睡眠時間と死亡率に大きな相関があります。経営者の睡眠時間の記事でもお話ししましたが、睡眠時間を 削ってもいいことはありません。
適正な睡眠時間を確保するように心がけましょう。