暑い日は電気代を節約するために、エアコンを切って寝る人も多いでしょう。しかしぐっすり眠れるためにエアコンが大切ってご存知でしょうか?寝るときの温度が体に与える影響は思ったよりも大きいのです。
そこで今回は寝るときの最適な温度についてお話しします。
目次
寝るときの温度は15℃~20℃が最適
寝るときの温度は15.5℃~20℃が望ましいという調査結果があります。ではなぜ寝るときの温度は、この温度が良いのでしょうか。見ていきましょう。
寝るときの温度が高いと眠れない
ある興味深い調査結果が出ました。それは、
①寝るときの温度が低くなる、不眠症の被験者
②寝るときの温度を調整しない、不眠症ではない被験者
の二つのパターンで実験した調査結果になります。
すると興味深い結果になりました。
被験者 | 寝るときの温度管理 | 寝付いた時間 | 寝た時間 |
不眠症 | 低くなるように調整 | 13分 | 89% |
不眠症ではない | 調整なし | 16分 | 89% |
眠るときの温度を低く管理すると、不眠症の方でも13分で寝付くのが分かりました。しかも不眠症ではない人よりも、早く寝付いているのです。
また、ベッドで眠る時間は不眠症あり・なしでは変わらなかったのです。
この結果から眠るときの温度がどれだけ大切か、お分かりいただけたかと思います。
寝るときの温度が高いと覚醒状態になる
不眠症になっている人は、不安を大きく抱えている人が多いですが、「寝る」ことに対しても不安やストレスが大きく、寝るときの温度や体深部の温度上昇につながっています。
つまり快適な睡眠を得るためには、寝るときの温度だけを気にするのではなく、寝る前に精神や感情を落ち着かせて自分自身がクールにするのが大切なのです。
人間は脅威を感じるとストレスが体を刺激し、体温が上昇してしまうのです。もちろん脳も活性化します。
したがって寝るときにはストレスを開放し、寝るときの温度や体温を低くするように心がけて見ましょう。
寝るときにお風呂はどうしたらよいのか
寝るときの温度は低い方がいいというお話をしました。そこで疑問になるのが、お風呂のタイミングですよね。お風呂に入れば、体温が上がってしまうため、寝つきが悪くなりそうな感じがします。
寝つきが悪い方はベッドに入る1時間半~2時間前にお風呂に入るとよいそうです。このように時間を置くだけで、寝るときには温度が低くなり落ち着くそうです。
ちなみにこの方法は子供にも有効です。子どもを寝かしつけるためにもぜひ実践してみましょう!
寝るときの室温は20℃が最適
寝るときの温度は少し肌寒い方がよく眠ることができます。そのためにもエアコンで室温が20℃になるように調整しましょう。
また体の末端、手足が冷えてしまうと逆効果になります。手足の温度が低い方は靴下をするなり、調整しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
寝るときの温度についてお話ししました。寝るときの温度は少し肌寒いくらいがちょうどよく、寝るときの温度を適切にするだけで、不眠症の方も正常な方と同じ質の睡眠が得られることも分かりました。
ぜひ実践してみましょう!
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