いびきは男性が圧倒的に多いですが、女性でもいびきをかく人がいます。特に女性では閉経後にいびきをかくと無呼吸症候群(SAS)になる可能性があります。
そこでなぜ女性のいびきが出てくるのか、詳しく見ていきましょう。
目次
女性のいびきは女性ホルモンで防止する
女性のいびきをかく原因はずばり、女性ホルモンがいびきを防止する作用があるからです。
こちらの記事でもお話ししましたが、いびきは上気道が狭くなって起こります。上気道は睡眠をとると筋肉の働きが落ちて狭くなります。
女性ホルモンは上気道大筋と呼ばれる上気道を支える筋肉の働きを睡眠中も活性化してくれるため、空気の通りがよく、女性のいびきを防止する要因の一つになっています。
しかし閉経後になると女性ホルモンの分泌が少なくなり、女性のいびきを防止する効果が少なくなり、女性でもいびき
をかくことが多くなるようです。
男性と女性のいびきをかく比率はどのくらい違うのか
女性は女性のホルモンによっていびきをかきにくいことをお話ししました。では男性と女性でどのくらい違うのでしょうか。
ある調査ではいびきをかく人の男性の比率は90%と報告されています。女性のいびきをかく比率は10%です。
いびきをかく人は2000万人いると言われています。つまり200万人の女性がいびきをかいていることになります。そのほとんどは閉経後の女性か肥満の女性です。
女性の無呼吸症候群はどのくらいいるのか
男性と女性のいびきをかく比率についてお話ししました。男性の方が圧倒的に多く、女性にいびきがないのは女性ホルモンによるものです。
いびきで怖いのは、昼間に睡眠不足になってしまう無呼吸症候群です。
無呼吸症候群(SAS)になると死亡率が上がることが報告されています。アメリカでは研究が進んでいて、あの重大な事故もSASによるものと報告されています。
いびきによる睡眠障害
いびきによる睡眠障害は、不眠症などが該当します。いびきのある成人男性の3分の2がいびきによる睡眠障害を抱えているそうです。
女性よりも男性のほうが睡眠障害になる傾向が高いようです。
女性のいびきから無呼吸症候群-SASになるまで
SASはいびきをかくとなるわけではありません。いびきをかく人の13%がSASになると言われています。
女性の場合は閉経後にSASになる確率が上昇するので気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
女性は女性のホルモンの影響でいびきをかきにくいことが分かりました。しかし女性ホルモンが減る閉経後はSASを発症することも多く、気をつけたいですね。
SASはこちらで簡単にチェックできるのでお試しください。
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